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M.2 SSDとは?SATA、mSATA、M.2規格のSSDの性能とメリット・デメリット

今回はSSDのSATA、mSATA、M.2規格の性能について紹介します。

SATA規格2.5インチSSDについて

SATAとは、コンピュータにハードディスク、SSDや光学ドライブを接続する為のインタフェース規格のことです。
SATA 2.5インチSSDは、mSATAやM.2のSSDと比べると、速度では劣るが、容量当たりの値段が安く、また放熱性にも優れています

データ転送速度は ANSI 規格について

SATAは、データ転送速度ごとに規格がさらに分かれています。

ANSI 規格名 呼び方 テータ転送速度
Serial ATA 1.5 Gbps Serial ATA
S-ATA
Serial ATA 150
150MB/s
Serial ATA 3.0 Gbps Serial ATA II
S-ATA2
Serial ATA 300
300MB/s
Serial ATA 6.0 Gbps Serial ATA III
S-ATA3
Serial ATA 600
600MB/s

SATA SSDのメリット・デメリット

メリット デメリット
容量当たりの値段が安い。
mSATA、M.2に比べ放熱性が高い。
対応汎用性が高い。

M.2より転送速度が遅い。
ドライブベイが必要。

mSATA規格SSDについて

mSATAとは”Mini SATA”の略で、ケーブルを使わずにPCへ取り付けられるSATA規格ことです。
mSATA SSDは、カードのように薄くて軽く、非常にコンパクトでスペースを取らないのでノートパソコンなどに搭載されています。
SATAのような、電源、SATAケーブルがなく、専用の端子に抜き差しで接続できるので配線が不要です。

データ転送速度は ANSI 規格について

mSATAもSATAと同じように分かれています。

ANSI 規格名 呼び方 テータ転送速度
Serial ATA 3.0 Gbps Serial ATA II
S-ATA2
Serial ATA 300
300MB/s
Serial ATA 6.0 Gbps Serial ATA III
S-ATA3
Serial ATA 600
600MB/s

Micro SATA SSDとの混合に注意!!
mSATA SSDとよく間違えやすいMicro SATA SSDと呼ばれるものがあります。
Micro SATA SSDは1.8インチSSDで、文字だけを見ると同じもののように感じますが、全く関係のない別の規格のSSDになります。
購入時は、見間違えのないように注意しましょう。

mSATA SSDのメリット・デメリット

メリット デメリット
非常にコンパクトでスペースを取らない。
抜き差しで接続できる。
ケーブルが不要。
ドライブベイが不要。
M.2より転送速度が遅い。
容量当たりの値段が安い。
mSATAに対応している
マザーボードが少ない。
マザーボードにより、
スロット数が異なる。

M.2規格SSDについて

M.2は、マザーボードに採用された新しい規格で、機能性や柔軟性に優れています。
パソコンの無線LANカードなどに採用されていた拡張スロットmSATAの後継規格であるM.2は、今までのSATAの約6倍の転送速度が可能です。
そのため、SATAの2.5インチSSDでは、500MB/sが限界でしたが、M.2 SSDによって、3000MB/s以上の読み込みができるSSDが登場しました。

M.2 SSDの種類

M.2には、SATA規格を使用したものとPCI Express(NVMe)接続の2種類があります。どちらも見た目・形状は同じです。SATA規格のものは、読み書き速度が500MB/s程度になり2.5インチSSDと変わりません。
購入する場合は、読み書き速度、種類を確認して間違えないようにしましょう。
また、マザーボード側もNVMe接続に対応しているものが必要になります。

M.2 SSDの発熱問題

NVMe M.2 SSDは、性能が大きく向上すると同時に消費電力も大きくなり、発熱の問題が出てきます。
温度が上昇する(70℃)と熱暴走を回避する、「サーマルスロットリング」が動作して、性能を低下させます。

M.2 SSD用クーラー

M.2 SSD用クーラーには、以下の二種類があります。

  • 変換カードタイプ
  • 小型ヒートシンクタイプ

放熱面積が大きく冷却に優れている変換カードタイプはPCI Express 3.0スロットに差し込んで使います。
そのため、スロットに空きがないと使用することができません
小型ヒートシンクタイプは、M.2 SSDスロットを搭載するマザーボードに装着し冷却します。
マザーボードに装着するため、放熱面積が小さく変換カードタイプより冷却機能は高くありません
それぞれに特徴があるので自分の環境に適した製品を選びましょう。

M.2スロットがないときは、変換アダプタを使用

M.2スロットがないマザーボードでは、PCI-e(NVMe)対応のM.2 SSDであれば変換アダプタを使要することにより接続することができます。
相性問題等が発生する可能性もあるので注意が必要です。

M.2 SSDのメリット・デメリット

メリット デメリット
SATAよりデータ転送速度が速い。
非常にコンパクトでスペースを取らない。
抜き差しで接続できる。
ケーブルが不要。
ドライブベイが不要。
容量当たりの値段が高い。
マザーボードにより、
スロット数が異なる。
発熱の問題ある。
Serial ATAの場合、転送速度は変わらない。
上級者向きのパーツ

M.2 SSDは、上級者向きのパーツであり、一部の用途でしか性能を十分発揮できない場合があります。
そのため一般的な使い方ならコストパフォーマンスの良い2.5インチSSDで十分です。

mSATA SSD…1GBあたり30円程度 500GB…約12000円
M.2 SSD…1GBあたり45円程度 500G…約21000円
(2018年8月現在)

まとめ

今回は、M.2、SSDについての性能とメリット、デメリットを紹介しました。
M.2は値段が高く、一部の用途でしか性能を十分発揮できないため、
パソコン初心者の方は、コストパフォーマンスの良いSSDをお勧めします。